EUが国債絡みの投機禁止検討ギリシャ危機受け提案へ 債務整理
EUが国債絡みの投機禁止検討ギリシャ危機受け提案へ
2010/03/10 11:41
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の首脳らは9日、ギリシャ財政危機を受け、金融市場で国債絡みの投機的売買の禁止を検討する方針を表明した。20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)などに提案したい考えだ。EUが特に問題視しているのは、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)と呼ばれる債務不履行リスクを保証するデリバティブ(金融派生商品)の一種。EU側は、ギリシャ国債のCDS取引で投機目的の「(国債を持たずに行う)裏付けのない空売り」が横行したと指摘。国債価格の下落を招き、同国の資金調達が困難となり、危機を増幅させたと強く批判している。バローゾ欧州委員長は9日、欧州委が「国債CDSに絡む空売りを禁止する法案を提出する」と表明。6月のG20首脳会合でこの問題を議論、国際的な禁止を目指す考えを示した。ドイツのメルケル首相は、ユーロ圏財務相会合の常任議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相と会談し、「国債CDSをめぐる投機行為の阻止」で一致。メルケル氏は「迅速な行動が必要だ」とし、米国にも同調を呼び掛けた。
【共同通信】
